私たちが食べるアスパラガス。これは、土から出てきた芽の部分です。
では、みなさん、アスパラガスの葉を見たことがありますか??
…………ない?大きくなった姿をみたことないから??
いえいえ。みなさん目にしたことがあると思います。アスパラガスの葉っぱは、芽についている三角のはかまの部分。
あれが、葉です。
では、大きくなったときに葉っぱに見えているものは、何かというと……
「擬葉」と呼ばれる茎が変化したものです。アスパラガスは茎で光合成をおこなう、ちょっと変わった植物なんです。
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ほろさん農園では、グリーンアスパラを作っています。グリーンアスパラは、太陽の恵みをたくさん受けて栽培されます。
ホワイトアスパラは、遮光フィルムをかけたり、土を高く盛ったりして、アスパラガスに光を当てないようにして育てられます
つまり、グリーンアスパラを光に当てずに育てれば、ホワイトアスパラを作ることが出来ます。
紫アスパラは、品種が違います。栽培方法は、グリーンアスパラと一緒です。紫アスパラの色は、アントシアニンによるものです。
茹でると、紫色が緑色になってしまうので、色を楽しみたいのなら生で食べるのがおすすめです。 |
アスパラガスは、南ヨーロッパから西アジアにかけての地域で自生していて、ヨーロッパで伝統野菜として栽培されてきました。
日本では、グリーンアスパラが一般的ですが、ヨーロッパではホワイトアスパラを中心に栽培されています。
ヨーロッパでは、春を告げる野菜として珍重されています。
日本でいう、「たけのこ」のような感じでしょうか?
日本には江戸時代に伝わり、大正時代に北海道で栽培がはじまりました。
昭和30年代にはホワイトアスパラが流通しはじめ、昭和40年代からグリーンアスパラが主流となりました。
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太陽の恵みをたくさん受けたグリーンアスパラガスは、栄養がたっぷり。
ビタミンA,C,Eやアスパラギン酸、ルチンといった栄養素が含まれます。
アスパラギン酸は、疲労回復など、ルチンは血行促進や高血圧に効果があるといわれています。 |
名前に、「アスパラ」が入っている栄養素。
実は、アスパラガスから、発見された栄養素なので、アスパラギン酸と名付けられました。
体のスタミナをつけ、疲労に対する抵抗力を高めるさようがあります。栄養ドリンクにも入っていますね。
また、体に悪影響を与えるアンモニアを体の外に出し、中枢神経を守る助けをします |